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じぶん価値の暮らし| NOBLE BROOKLYN STYLE

じぶん価値の暮らし| NOBLE BROOKLYN STYLE

2018/07/26

じぶん価値の暮らし| NOBLE BROOKLYN STYLE




◆都心の親子二人暮らし

今回ご紹介するのは、都内のとある中古物件を購入してフルリノベーションしたTさん邸。外資系企業で人事の仕事に従事するワーキングウーマンであるTさんと、都内でファッションを学んでいる息子さんの2人暮らしです。昨夏、息子さんが留学先のニューヨークから帰国することをきっかけに家の購入を検討。その検討段階から中古マンションを購入しリノベーションすると決めていたそうです。
「資金面での魅力もありますが、古い建物のレトロ感が好きでしたし、新築にはない味わいがあるから」Tさんが中古を買ってリノベを選ばれた理由です。

◆本物にこだわったブルックリンスタイル




ドアを開けた瞬間、思わずモデルルームかと錯覚してしまうくらい。モノトーンを基調としたガラス、アイアン、モルタル、タイルなど無骨な素材を使ったインダストリアルな雰囲気。モノは全て収納され、いわゆる生活感が感じられません。それでいて、どこかくつろぎたくなる雰囲気も併せ持っています。
一部に取り入れたブラウンの無垢材の床や棚、オレンジ色のソファといった素材感や色のせいでしょうか。このバランスが実に絶妙です。
「あまりにインダストリアルなもので統一してしまうと、生活感がなさ過ぎる。それを避けるためにも木材の質感を取り入れました。」とのこと。ただし、使い過ぎてウッディな雰囲気にはしたくない。このあたりに絶妙なバランスの秘訣がありそうです。
 
「ブルックリンにあるお気に入りのホテルのデザインをイメージしました」と話すのは息子さん。もともと建築やインテリアに興味があり、NY留学中はPinterestに、さまざまなインテリアの写真を保存していたそうです。
そんななか、息子さんの帰国が決まり、東京で一緒に住むにあたり家を買ってリノベーションすることを決意したそうです。
「賃貸でなく、そろそろ家を買いたいと思っていた時期でもありました。息子の代まで長く住み続けられることを前提に、後悔しないリノベーションにしたいと思いました。好きなものに囲まれて毎日ハッピーな気持ちで暮らせるようにと」。



物件は、都心にありながら眺望のよい高台の中腹に位置します。築50年弱の歴史あるヴィンテージマンションの上層階。エントランスには管理事務所があり、管理人さんが常駐し、24時間体制の管理でセキュリティー面も万全です。広い敷地には豊かな緑を抱え、すぐそばには川が流れています。最寄駅からも近く、駅は複数の路線が乗り入れしているうえ、駅周りの商業施設も充実。
「都心であり、ごちゃごちゃし過ぎてないけれど庶民的な部分も残っていて、交通のアクセスもよくすぐに遊びに出かけられる。そんなところを探していました。このマンションはそういった条件もバッチリですし、管理が行き届いていて、とても生活しやすいですね」と大満足のTさん。
高層階に加え、坂の途中ということもあり、窓からは街が一望できる眺望も大きな魅力です。

間取りは2LDK。26畳分ある広々したリビングダイニングキッチンと2人それぞれの寝室という構成です。角部屋の物件のため、たっぷりした大きさの窓が北東、北西、南西と、なんと3面にあり、どの部屋からもそれぞれ抜け感たっぷりの眺めを楽しむことができます。
「晴れた日には富士山も見えて、明るい朝を迎えることができるんです。そして何より夜景が本当に素晴らしくて。夏の花火が楽しみです」とTさんは嬉しそう。
遠くはレインボーブリッジまで見渡せるそう。
「リビングのカウンターで夜景を眺めながらお酒を飲むのは至福の時間ですよ」。



◆物件を探す
昨年の6月から3か月ほどかけて物件探しが行われました。
「実はこの物件は、howzlifeさんにご紹介いただいた1件目。私の要望に合った物件ですよとピンポイントでお薦めしてくださいました。実際に内覧をして、こういう眺め、いいなぁと第一印象からワクワクしました」。
ただし旧耐震であることがネックとなり一旦はこちらの物件の購入を断念。その後30件ほどは内覧したと言います。けれども、最初の物件を見た際のワクワク感が忘れられず、8月に息子さんが帰国した際に改めて一緒に内覧した結果、やっぱりここだ!と感じて購入を決めました。
「旧耐震ではありましたが、調べたところ地盤がいいことがわかりました。それであれば気に入った場所で暮らす方が幸せじゃないかなという結論に達しました」。
物件探しはリノベーションの提案&施行すべて一社で行うワンストップ体制の3社に依頼しました。最終的にhowzlifeを選んだ理由は、「物件が気に入ったのはもちろんでしたが、スタッフの方が私の要望を丁寧にヒアリングしさまざまな資料を準備してイメージを膨らませてくれました」。
誠実な対応が信頼に結びついたとTさんは言います。

◆リノベデザインを決めていく 
こちらの物件はデザイナーが入って改修済み、それこそキラキラのモデルルーム状態。「それはそれで素敵なデザインでしたし、そのまま住めばコストを抑えることもできます。でもリノベの打合せを進めるなかでもっとこうしたい!という思いが強くなり、結局ほとんど手を入れましたね」とTさんは振り返ります。
ただし、ユニットバスと便器、キッチンの水栓、シューズBOXはそのまま使うなどのメリハリはつけています。

○リフォーム前


○リフォーム前


「とにかくリビングを広く取りたかった」とTさんが言うとおり、26畳のリビングダイニングキッチンは、徹底して自分たちの好きなもので作り上げたお気に入り空間です。寝るとき以外はほぼここで過ごすと言います。
間取りとしては、建物の構造上取り壊せなかった壁以外は、廊下の壁をはじめ、間仕切りもほとんど変えています。

○before間取図


○after間取図


ここからはゾーンごとのこだわりについてお話を伺います。

◆玄関
玄関は、息子さんの思い入れたっぷりの空間。モザイクガラスとアイアンの枠でパーテーションとしています。玄関ドアを開けて、部屋がすべて丸見えというのは避け、それでも光は取り込めるデザインです。
「ブルックリンのWythe Hotel(ワイスホテル)をイメージしました。このホテルは元工場だけあってインダストリアルな意匠を残していて、雰囲気が大好きなんです」と息子さん。
コストコントロールのため、アイアン枠ではなく木枠+アイアン塗装というアイデアも出ましたが、「素材は本物にこだわりたい」というお二人の意見でアイアン枠を採用しました。
そして玄関の照明については、「アンティーク風のを探していて、インダストリアルランプの代表格でもあるホロフェーン(Holophane)ランプに似たものをACME Furnitureで見つけました」と息子さん。この照明が見つかったのは入居して2か月経ってからとのこと。そして電球の色見に昼白色(オレンジっぽい色)ではなく白色をセレクトしています。


 

◆LD
以前は玄関から続く廊下だった部分をリビングに取り込み、壁一面を造作棚にしました。Tさんがこだわった一つは、収納です。「物がいろいろと出ているのは落ち着かないので全部収納するリノベーションに決めていました」と言います。
お菓子のストックやちょっとした書類、オーディオ類もこちらに収まっています。
キッチンカウンターや天井と同じウォールナット材を用い、木目の向きを同じにしたこともTさんのこだわりポイントです。



リビングダイニングの一番手のかかったデザインはなんと天井とのこと。電気や換気の配管を隠ぺいする箇所はウォールナット材と黒い塗装で仕上げています。一方で、使っていない配管を取り外して一番天井高が確保できた箇所はモルタル塗装で仕上げました。
こんなふうに、全てを躯体あらわしにせず、最終的には高さの違う三種の素材仕上げた天井は斬新でスタイリッシュな印象です。

LDの壁はモルタル塗装を施しています。「モルタル塗装は時間が経つにつれてヒビ割れの可能性がある」というhowzlifeのアドバイスを踏まえて、敢えて選びました。
「ヒビ割れも味のうち。経年変化で、これからどう変わっていくかが楽しみです」と息子さんはヴィンテージ感が楽しみだと話します。
モルタルは職人の手作業で塗るものなので、技術力により仕上がりも左右します。また、天井やテーブルの塗装も、Tさんが現場で色の濃さなど直接やりとりすることもできました。
「もうちょっと濃い目にして欲しいなど、直接お願いすることで満足のいく仕上がりになりました。目の前で本当にその通りに作業していただけて感激しました」。
このような柔軟な対応にもhowzlifeの誠実さを感じたとのことです。

そして、壁といえば忘れてならないタイルのこだわり。
キッチンの床にはデザイン性がありながら、機能性もあるものを選びました。リビングダイニングキッチンとしての統一感を出すため、TVモニター裏の壁にも同じタイルを使用。目地の色もこだわりグレーを選んでいます。



◆LDでの過ごし方
食事はキッチンカウンター横のテーブルで、その後のくつろぎタイムはソファへ移動。夜も更けていくと、カウンターへと席を移動していくとTさん。
「お気に入りの席はいくつもあるんです。時間とシチュエーションによって移動していくのも贅沢な楽しみです」。





一日の最後を締めくくるカウンターについてもストーリーがありました。カウンターの脚まで取り付けられほぼ完成というときに現地をみて、そんなに奥行は要らないと感じた息子さん。無理を承知で奥行を短くしてほしいというリクエストをしました。座る位置がより窓辺に近くなり、一人で夜景を静かに眺めるのにも、親子やゲストや語り合うのにも最高の居心地です。


◆キッチン
キッチンはhowzlifeデザインのオーダーキッチン。オーダーキッチンにしたのも正解だったとTさんは言います。
自分の使いやすい幅や長さを選べることや、ミーレの食洗器を採用するなど自分で一つひとつ選ぶことができます。
「最初はL字型のキッチンカウンターを考えていましたが、動線を考えると直線の形がよいとhowzlifeさんからアドバイスをいただきました。実際に使ってみて納得。とても使いやすいです」料理も好きというTさん、時間のある時は息子さんと一緒に料理をすることもあるそうです。



また、キッチンの壁はサブウェイタイルを採用。リノベーションでは人気の高いアイテムですね。そしてタイルの目地の色にまでこだわりました。
「壁のモルタルに合わせて、黒ではなくグレーを選びました」。確かに主張し過ぎず、部屋の雰囲気に馴染んでいます。
そして珍しい失敗談も伺いました。実はレンジフードの色の発注に手違いがあり、黒色のはずが白いフードが設置されたそう。「もちろん黒に交換してくださるとのお話でしたが、現場で見てみると逆に白で良かったと思いました。部屋の雰囲気を邪魔しないので、交換せずそのままにしました」とTさん。確かに、離れてキッチン全体を見ると、壁の色調が統一されてスッキリしています。災い転じて・・・ということもあるんですね。



◆それぞれの個室
Tさんと息子さんの個室も、リビング同様にシンプルでスッキリしています。目に入るものはベッドとテレビとチェアーくらい。衣類はすべてクローゼットのなか。

息子さんのお部屋は、壁1面だけブルーグリーンを選んでいます。
「アクセントカラーとして選びました。勉強机ですか? リビングのカウンターでやるんです」とのこと。本当にスッキリしているので思わず質問をしました。「モノをコレクションする趣味はないですか?」
「ないですね。でも、音楽が好きだから、レコードは集めたいですね」。
レコードのコレクションが始まったとき、また新たにインテリアのこだわりが生まれてくるのかもしれません。


Tさんの寝室の壁は全面ブルーで統一。クロスの色も、それぞれの好みでじっくり選んだと言います。
Tさんの部屋は2面に窓があり、光がたっぷり降り注ぐこの部屋で存在感を放つのは、イギリス製アンティークの100年ものの椅子。そしてベッドの上のぬいぐるみがちょっぴり乙女なアクセントですね。


◆水廻り
水回りスペースは、既存のものを利用している部分も多いのですが、スイッチ、ドアの取っ手、トイレのカギなど細部までこだわりが見えます。
壁の珪藻土の塗り方やトイレのタイルは、他の部屋では見られない遊び心があります。これも息子さん発信のリクエストをTさんも納得したうえで進めたデザインです。




 
◆実際にお住まいになっていかがですか?
2月に引き渡しがあり、ここで暮らすようになって4か月ほど経ちました。
物件探しに3か月。そして、その後約2か月間にわたる毎週のリノベ打ち合わせ、同じく約2か月間の工事期間。
この間、時間をつくるのが大変だったとTさんは言いますが、「これからの住まい、これからの自分たち暮らし方を改めて考える、かけがえのない時間だった」と言います。
「こっちは素人ですから、とんでもないことを言ってしまうこともあります。それを、専門家として一つひとつ丁寧に説明していただき、私たちも理解を深めていくことができました」。
そして、今、こう振り返ります。
「物件を紹介してくださった方、打ち合わせからデザイン、施行までとことん付き合ってくださった方をはじめhowzlifeさんには本当にお世話になりました。納期との戦いもあったかと思いますが、私たちの想いを受けとめて最後まで快く付き合っていただけたことに感謝の想いでいっぱいです」。
その甲斐あって、引き渡し時の感激もひとしおだったとお二人。
「想像以上に、かっこいい!と思いました」と息子さん。
実際に住んでみて、「リノベは人生が大きく変わるチャンス。この家がすごく好きです。好きなものに囲まれてとっても幸せ。今の時間を大切にしていきたいです」と幸せそうにTさんは語ります。
リノベーションは正解が分からない、そう話すTさんの横で息子さんもうなずきます。
「今回、デザインなどすごく勉強になりました。これからの経年変化が楽しみです!」。将来、自分でもリノベしたいと息子さん。「もちろん、howzlifeさんに相談したい。そしてカフェのドリンクをまた飲みたいなぁ」と嬉しいのお言葉を頂戴しました。


Tさんの素敵なお住まい、いかがでしたか?
こだわりを実現するために物件探しにもリノベーションにもそして施工においてもとことん付き合ってくれるのがhowzlifeの信念なのだとインタビューをしながら感じました。

◎ライター ノリタケトモコ  ◎写真 花井智子