
リノベーションのその後に【お部屋のインテリアを考える:テイストを考える】
更新日2020/02/22
リノベーションで内装は素敵になったけど、これまで使っていた家具を入れてみたら
な……なんか違う。
そんな、リノベーション後のインテリアの壁にぶつかった方にも、そうでない方にも
過去にインテリアショップでスタイリングを担当していた経験をもとに、お部屋づくりのヒントとなる内容を不定期でお届けします!
入門的な内容をご用意できればと思いますので、お暇の時にでもお目通しいただければと思います。
テイストを考える

記念すべき第1回目は、「テイスト」です。
テイストというと、ナチュラル、北欧、ブルックリンやインダストリアル、最近だとコンテンポラリー、ネイティブ、エクレクtもうやめましょうか。
とにかく、いろいろあるんです。
もはや私も細かいところはよくわからないです。
なので、とりあえずいろいろある。
そういった認識で大丈夫です。
しかし、ここをおさえることが素敵なお部屋づくりへの第一歩となりますので、ぜひ気にかけていただきたいところではあります。
もちろん世の中には、ジャンルレスに集めたインテリアでも、まるでセンスが爆発したかのような素敵なお部屋というのも存在します。
しかし、自分でそういう部屋を作るとなると、なかなかそうはいきませんよね。
では、具体的にどうしたら良いのでしょうか。
テイストは素敵なお部屋づくりのルールみたいなもの

「好きなものに囲まれて暮らしたい!」
素敵ですね。
「花柄の食器いいよね。アイアンの照明もかっこいい!海っぽさを感じるブランケット素敵!!和風な小物も可愛いよね!!」
それぞれに良さがありますよね。
「全部好きです!ぜんぶ買います!!」
おめでとうございます。あなたのお部屋はガチャガチャです。
なんてことにならないように、しっかりと「テイスト」というルールを定め、その中でアイテムを選ぶことで「大きな逸脱」を防ぐことができるようになるのです。
実際にはちょっとだけテイストの違うものがあっても、洋服でいう「外し」のような効果が出て良かったりもするのですが、そうやって少しずつ逸脱していき、ふと全体を見渡してみるといつの間にか崩壊しているというのが「よくある」パターンです。
私がインテリアショップで働いていた時には「実家テイスト」と呼んでいたのですが、ほぼ100%のお客様に「わかる」とのお言葉をいただきましたので、きっとあなたにも伝わると信じています。
このテイストのものしか買わない!
となると選べるものが少なくなり、なかなかに大変なのですが、余計なものが増えなくなるというメリットもありますので、前向きにとらえていただけたらと思います。
※ストレスにならない範囲で行ってくださいね。楽しく暮らすのが一番です。
みんなどうやって素敵なお部屋をつくっているの?

よく参考にされるのがインテリア or ライフスタイル雑誌です。
プロのスタイリストさんがしっかり作り込んだお部屋の写真ですから、内容としてはかなり良いのだと思います。
しかし、あなたに一番大事なのは、それを再現できるかどうか!
プロの技を真似してみることに意義はありますし、そうやって少しずつ上手くなるのも事実ですが、それって結構ハードルが高いですよね。
「というか、そもそもテイストとかよくわかりません!」
と、大半の方はきっとそう思われることでしょう。
そこでお勧めなのは、インテリアショップのECサイトです。
おおよそは実際に取り扱っているアイテムでスタイリングしたりするので、そのショップに気になる画像があれば問い合わせをしたり、なんだったらそのまま購入も可能です。
さらに実店舗で相談すれば「こんな感じ!」をヒアリングしてくれるので、より具体的なアドバイスももらえるかもしれませんね。
そして、もし実際にお店に行ったのなら「こういう感じのテイストって、なんていうんですか?」と店員さんに訪ねてみましょう。
テイストの名前を覚えることは実はとても有効で、「インダストリアル 机」「北欧 お皿」など、インターネットで具体的に検索できるので、その後のお部屋づくりもちょっと楽になります。
検索すると、もちろんそれに見合った画像が出てきますので
北欧ってこういうことか~
というのが見えてくるかと思います。
そうして経験値が増えていくと、雑誌にもあるような「これはテイストが違う小物だけどアリ」という組み合わせもちょっとずつ理解が深まってくるので、テイストをミックスさせていくこともだんだん上手になっていきますよ。
ただ、あまり難しく考えると楽しくないので
同じお店で揃えてみる。
はじめはそれくらいの温度感でも良いかもしれませんね。
まとめ
1.テイストとはお部屋づくりのルールみたいなもの
2.テイストを決めて、そこからはみ出さないようにインテリアを選びましょう
3.楽しめる範囲で、無理なく挑戦しましょう