ロールスクリーンのたるみの原因は?たるみを防ぐ正しい取り付け方法

ロールスクリーンを使っていると、生地がたるんできて見た目が悪くなるだけでなく、機能面でも問題が出ることがあります。たるみの原因は設置方法・生地の特性・サイズの計測ミスなど多岐に渡ります。この記事では、どうしてたるみが起きるのか、放置するとどう困るか、そして最新情報も踏まえてたるみを防ぐ取り付け方法まで、リフォームやインテリアに詳しいプロの視点で詳しく解説します。

ロールスクリーン たるみ 原因

ロールスクリーンのたるみの原因は、構造的な欠点だけでなく、時間の経過や使用状況、設置の不備が積み重なって起こるものです。ここでは、具体的にどんな要素がたるみを生じさせるか、最新の情報を基に整理します。

生地の伸びや経年劣化

ロールスクリーンの生地は、繰り返し巻いたり伸ばしたりすることで徐々に伸びていきます。特に天然繊維を含む素材や、厚めの遮光素材などは、湿気や温度変化でも伸びやすいです。これにより生地が均一に巻き付かず、片側だけがたるむようになります。

巻きずれ・巻き方の不均一さ

本体を巻く際に内側・外側・前・後ろの巻き方(巻き方向)が統一されていなかったり、ブラケットの高さが左右で揃っていないと、巻きずれが発生します。また、心棒の一方にビニールテープを貼るなどして微調整できる場合もあります。

設置方法・ブラケットの固定不良

ブラケットがしっかり固定されていなかったり、窓枠内や壁に十分なスペースがなかったりすると、重力や巻き上げ/降ろし動作で本体が斜めに傾き、生地にたるみが生じます。また、天井付けや正面付けの方式の選び方も影響します。

サイズ計測ミスや生地幅の不足

採寸が正確でない場合、生地幅が窓枠や枠の内側に納まるサイズより小さいと、たるみや隙間が出やすくなります。また、縦方向の丈が長すぎたり短すぎたりすると、生地がたるんで見える原因になります。生地のゆとりをどの程度取るかが非常に重要です。

たるみを放置した場合の影響と見た目上の問題点

ロールスクリーンのたるみを放置すると、見た目だけでなく使い勝手や耐久性にも悪影響があります。それぞれの影響について整理しておきます。

見た目が崩れる

たるんでいる生地はシワや波のような形になることが多く、部屋全体の印象をだらしなく見せてしまいます。特に寝室やリビングなど人の目に触れる場所では、美観低下が著しいです。

使用感の悪化

たるみがあると操作がスムーズでなくなります。巻き上げるときに引っかかる、途中で止まる、降ろしたときに端が浮いたりするなどの不具合が起こりやすくなります。

生地・機械部へのストレス増加

斜めに力がかかると、生地の端がほつれたり、心棒やブラケットに負荷が集中して金属部品が歪んだり壊れたりする原因になります。また、生地が片側に寄ることで重心もズレ、破損リスクが増します。

光漏れや遮光性の低下

たるみや隙間があることで、窓からの光が入り込みやすくなり、遮光を目的としていた場合には機能が十分発揮できません。寝室やプロジェクター利用時など、光を遮りたい場では特に問題です。

たるみを防ぐ正しい取り付け方法

たるみを未然に防ぐためには、設置前の準備と取付プロセスが鍵です。最新の製品仕様や施工マニュアルを参考に、適切な手順を踏むことで美しく機能的なロールスクリーンを設置できます。

採寸のポイント・生地のゆとりを考える

横幅と高さを測る際は、窓枠内側と外側両方の寸法を取り、生地幅やフレーム幅を意識してゆとりを設けることが大切です。窓枠内に収める「天井付け」では内側の寸法から約5〜10mmほど引くなどの調整が必要なことがあります。

ブラケットの取付位置と水平調整

ブラケットは、両端から4〜7cm程度内側に設置するのが一般的です。複数個取り付ける場合は、水平になるようにレベルを使って位置合わせします。片側だけ浮いているとたるみや巻きずれの原因になります。

巻き方向と逆巻き仕様の活用

巻き方向には「スタンダード巻き」と「逆巻き巻き」があり、窓の構造や周囲の障害物によって選ぶものです。逆巻きにすると、ノブやフレームのへこみを避けられ、たるみや接触を防止できます。

初期張力と巻き戻し作業

スプリング式のロールスクリーンでは、巻き戻しをきちんと行い、初期の張力が十分に保たれるようにします。一度生地をすべて引き出し、最後までしっかり巻き付けた状態でブラケットに戻すことで、巻き上げ力が蘇ることがあります。

現場でできるたるみ補正・改善方法

すでに生地がたるんでしまった場合でも、適切な補正を行うことで見栄えや機能を改善できます。プロが使う技の一部も含めて、ご家庭で試せる方法を紹介します。

巻きずれの調整シールやテープを使う方法

生地が左右どちらかへ寄って巻かれてしまう巻きずれには、心棒の反対側にシールやビニールテープを貼って厚みを調整する方法があります。こうすることで巻きが均一になり、たるみが軽減します。

緩んだ生地を再巻き付ける手順

たるみが生じたら、生地をいったんすべて引き出し、心棒に沿ってピンと張るように巻き戻すことが有効です。途中でねじれや折れ目がないよう注意しながら行うと綺麗に仕上がります。

部品の交換や補修の検討

重い遮光生地や大きなサイズのスクリーンでは、心棒・スプリング・ブラケットが負荷に耐えきれず劣化することがあります。部品交換を行うか、メカ部分を補強できる製品への買い替えを検討することも一つの方法です。

最新情報を踏まえたおすすめ製品仕様と選び方

最新のロールスクリーン製品には、たるみに対処しやすい工夫が盛り込まれています。購入時に注目すべき仕様を押さえておくと、設置後のトラブルを減らせます。

ウォッシャブルや遮光素材の扱いに注意

生地に洗濯可能なウォッシャブルタイプや遮光性の高い厚めの素材が使われているものは、たるみや巻き上げ不良が起きやすい傾向があります。購入前に生地の厚さ・重さを確認し、取り扱い説明書に従って設置・使用することが重要です。

つっぱり式・テンションバーの◎と×

穴を開けずに設置できるつっぱり式は賃貸住宅などで重宝されます。しかし、壁面の材質や設置面の水平性・奥行きが足りないとたるみ・落下の原因になることがあります。つっぱり棒の耐荷重や固定部の摩擦力を確認し、サイズをぴったり選ぶことが不可欠です。

操作方式・チェーン・コードの影響

プルコード式・チェーン式・ワンタッチ操作などの操作方式によっても負荷の伝わり方が異なります。操作が重いものでは誤操作で強く引くことがあり、生地やメカ部に負荷をかけやすいためゆったり操作できる方式を選ぶのが望ましいです。

まとめ

ロールスクリーンのたるみは、生地の伸び・巻きずれ・設置不備・サイズミスなど複数の要因が複合して起こります。放置すると見た目の悪化や遮光性・使用感の低下、部品の破損につながる恐れがあります。
これを防ぐには、正確な採寸と適切な取付位置・ブラケットの固定および巻き方向の選択が肝心です。
また、たるんでしまった場合でも、市販のテープなどを使った簡単な補正や、部品交換で改善が可能です。
製品を選ぶ際には、ウォッシャブル素材・遮光性・つっぱり式の耐荷重など仕様を必ず確認し、現場の条件と合ったものを選ぶようにしてください。
そうすれば、ロールスクリーンの見た目も機能も長く保つことができます。

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